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月明かりの狂気

「刹那…今までどこにいた?」

怖いくらいに低い声だった

「…銀の所に行ってた。そこしか頼るとこがなかった」

何も考えないで、言葉を紡いだ


ゲシッ

バキッ

何度も蹴られた


「何か言う事ねぇかァ?」

「…痛い、止めて」


パシンッ

気に食わなかったのか頬を叩かれた

髪を掴み、顔を上げさせる

「違ェだろ?勝手に出て行ってごめんなさい、だろォ?」

「……」

黙ったままでいると、思いっきり腹を蹴られた


それを最後に意識を失った

意識を失う前






高杉の哀しい目を見た気がした

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あきゅろす。
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