月明かりの狂気
6
数分してようやく離れた
高杉の手は、刹那の襟元を掴んでいた
「…!!何して」
バリッ
高杉は刹那の服を剥ぎ取った
刹那は両手が使えないため、抵抗ができない
「…何するの」
高杉は刹那の首元に顔を埋めた
刹那は何かに憂いた様な表情をし、それを黙って受け入れた
「…刹那」
「…何?」
「もうどこにも行くな」
「!!」
「ただ傍にいてくれればいい。戦わなくていい」
「…高
私は」
次は言えなかった
高杉が顔を上げ、睨まれたかと思うと床に叩きつけられた
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