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月明かりの狂気

数分してようやく離れた

高杉の手は、刹那の襟元を掴んでいた

「…!!何して」


バリッ

高杉は刹那の服を剥ぎ取った

刹那は両手が使えないため、抵抗ができない

「…何するの」

高杉は刹那の首元に顔を埋めた

刹那は何かに憂いた様な表情をし、それを黙って受け入れた



「…刹那」

「…何?」

「もうどこにも行くな」

「!!」

「ただ傍にいてくれればいい。戦わなくていい」

「…高




私は」


次は言えなかった





高杉が顔を上げ、睨まれたかと思うと床に叩きつけられた

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