月明かりの狂気
5
ゆっくりと高杉は刹那に近づく
そして刹那の前まで来ると鋭い目で刹那を見下ろした
「何しに来たの…私はもう鬼兵隊に戻るつもりはない。戦う気もない。戦いたくない…!!」
刹那は訴えるように言葉を口にした
「いつから…高は変わったの……私が知ってる高はこんな人じゃなかったのに…!!」
「……」
高杉は何も言わず、黙ったまま刹那の言葉を聞いていた
「私は…こんな高を好きになったんじゃ」
すると高杉は刹那の腕を掴み、無理矢理立たせると壁に押し付けた
「…っ!!」
痛みに顔を歪ませていると、突然唇を押し付けるようにキスされた
「……んっ…」
高杉の舌が無理矢理入り、刹那の舌と絡ませる
抵抗できない刹那は大人しく受け入れるしかなかった
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