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月明かりの狂気

「刹那!!」

肩を押さえ、フラフラしながらも神楽は立ち上がった

「やっぱりお前アルカ、片目包帯!!刹那帰りたくない言ってたネ!!」

「何言ってんだ?こいつが勝手に出てっただけだ。俺達はただ迎えに来てやっただけだ」

「勝手な事言うんじゃないネ!!刹那は」




「へぇ…」

「!!」

「君すごいねぇ、あれだけの攻撃受けといて立てるなんて…」


來がニヤリと笑う

その笑顔に神楽は悪寒が走った



「ねぇ高杉ィ、この子いじってもいい?」

「好きにしろ、そいつには興味ねぇ」

「ありがと♪」

「っ!?」


バキィッ

何か固い物で頭を殴られ、神楽は意識を失った








「さぁ楽しい事になりそう♪」

來は神楽を抱え、スタスタと先に帰っていった



「…刹那……やっと見つけた…もう離さねぇ…!!」

高杉はその場で刹那を抱きしめた

少しして刹那を抱きかかえ、雨で濡れながら船へ帰った











「刹那……!!あいつと関わっていないと聞いたが…まさかな」

偶然近くを通り掛かった桂は物陰から、バレないように一部始終を見ていた

「しかしリーダーも一緒とは……これは急いだ方がいいな…!!行くぞ、エリザベス!!」

謎の白い生き物、エリザベスと共に桂は走り出した

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あきゅろす。
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