月明かりの狂気
6
「神楽ちゃん、遅いなぁ」
剥離來の情報を集めた銀時と新八は万事屋に戻っていた
「どこまで出かけたんだ、あのバカは」
「でも今雨降っているから、流石にもう少ししたら帰ってくるでしょ」
「そうだな」
「それより銀さん、この剥離來ってやつ、とんでもない人ですね」
「あぁまさかこんな奴に刹那が…」
2人が集めた剥離來の情報はとんでもないものばかりだった
一向に集まらない中、2人が尋ねたのは源外の所だった
源外の話によると、剥離來は昔は、幕府に仕えていた優秀な科学者だったがいつからか思考が狂い、人体実験に手を染め始めたのだという
「どうしましょう?刹那さん無事だといいけど…」
「あいつだってバカじゃねぇよ。俺達と同じくらい修羅場くぐり抜けて来たんだ。簡単にやられるなんて思えねぇ」
「銀さん…」
その時
ピンポーン
インターフォンが鳴った
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