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月明かりの狂気

そのころ神楽は

「酢昆布たくさん買えたネ、しばらく困らないアル!!」

酢昆布をかじりながら、かぶき町を歩いていた


ポツ…ポツ…


「…あっ」


雨が降ってきた
元々傘を差している神楽にはあまり関係のないことだが


「雨降ってきたアル、早く帰ろ…んっ?」

ふと神楽が路地裏に目を向けると





刀を抱きかかえ、雨に濡れ、蹲(うずくま)っている刹那を見つけた

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あきゅろす。
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