月明かりの狂気
7
「さて、帰るか」
「そうだな」
水の入った桶を手に、銀時達は墓から去った
「なぁ銀時」
「どうした?ヅラ」
「墓…随分綺麗だったな」
「…そう…だな、今思い返してみると」
「花も新しかったな」
「そうだな」
「…あいつか」
桂はフッと息をはいた
「先越されちまったな」
「まぁいいだろ、一番愛していたのはあいつだからな」
「そうだな…」
「銀ちゃーん!!何してるアルカー?」
「早く行きましょうよー!!」
遠くから新八と神楽が手を振っていた
銀時と桂はやれやれといった表情で歩き出した
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