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月明かりの狂気

「さて、帰るか」

「そうだな」

水の入った桶を手に、銀時達は墓から去った

「なぁ銀時」

「どうした?ヅラ」

「墓…随分綺麗だったな」

「…そう…だな、今思い返してみると」

「花も新しかったな」

「そうだな」



「…あいつか」

桂はフッと息をはいた

「先越されちまったな」

「まぁいいだろ、一番愛していたのはあいつだからな」

「そうだな…」




「銀ちゃーん!!何してるアルカー?」

「早く行きましょうよー!!」

遠くから新八と神楽が手を振っていた

銀時と桂はやれやれといった表情で歩き出した

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