月明かりの狂気
5
しばらくして5人は刹那が眠る墓地へ着いた
「ここか…」
「?あれ?銀さん、これ違わないですか?」
新八は墓に彫られている名前を見て、不審に思った
「何でだよ?」
「だってこれ刹那さんの名前じゃありませんよ?」
墓には
『龍星 優莉』
と書いてあった
「あぁお前らには言ってなかったな、刹那はな、『月光 刹那』ってのは本名じゃねぇんだよ」
「えぇ!?」
「聞いてないアル!!」
「まぁ歌舞伎町で言う源氏名ってやつだな」
「攘夷戦争の時に『月光刹那』って呼ばれてたんだ」
「そうだったんですか…」
「しかしよくあいつの本名覚えてたな〜高杉」
「何を言う、俺も覚えてたぞ」
「まぁ俺も覚えてたけどよ」
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