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月明かりの狂気

「刹那……刹那……!!」




刹那が自害した




高杉は刹那の体を抱えて俯き、何度も刹那の名前を呼んだ



「銀さん……行ってやらなくていいんですか?」

「今はあいつを1人にしてやりたい……一番近くにいたのがあいつだからな」

銀時は悲しみを耐えているのか少し声が震えていた

新八と神楽は気づいていたのか何も言わなかった



「銀ちゃん……」

しばらくして神楽が口を開いた

「刹那言ってたネ。刹那、自分が兵器として見られている……大好きな高も今は自分を人間として見ているけれど、いつかは兵器として見るんじゃないかって……だから逃げ出して私達のとこ来たネ」

「……」


銀時も新八も桂も鬼兵隊の皆も黙って聞いていた

高杉も刹那を抱きつつ、その言葉に耳を傾けた

「兵器として見られるのが怖い……何となく分かる気がするネ。私も銀ちゃん達に出会う前までそんな感じだったから…」

「あぁ…」

「兵器として甦ってきた……高も來もみんな怖かった……」

「……」


「それでも……」

「?」

「それでも













高の傍にいたいって言ってたネ」

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あきゅろす。
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