月明かりの狂気
4
「じゃーな」
銀時達は背を向け、後姿で手を振りながら歩き出した
「銀さん…」
新八が銀時を呼んだ
「どうした?」
「高杉さん…随分寂しそうでしたけど…大丈夫でしょうか?」
「…大丈夫だろ」
「あいつも…そんなに弱くはない」
「それに刹那が現実を教えてくれた…もうそれだけで充分だろ」
「刹那はまたいつか帰ってくるネ!!その時まで待ってればいいアル!!」
「…そうですね!!」
4人と1匹はまた歩き出した
4人と1匹の背中を見送った後
「刹那…」
高杉は空に向かって呟いた
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