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月明かりの狂気

「はっ?なにこれ?つまんねぇ」

「!?」

來が身軽にコンテナの上から降りてきた

「僕こんなん望んでなかったんだけどなぁ〜」

刹那を睨みつけながら言ったその言葉はその場にいた人全員に聞こえていた

同時に頭の中で何かが音を立ててキレた

「んっ?どーしたの?みんな、そんなに殺気立っちゃって〜」

万事屋メンバー、鬼兵隊、桂は武器を來に向けていた


高杉を護るように


刹那を護るように



それでも來は余裕の表情で笑っていた

「てめぇ…どんな目で刹那を見てやがる」

「えっ?そんなん決まってんじゃん?」

來は頭を掻きながら、孤を描くように笑った



「実験体だよ♪」

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