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月明かりの狂気
５
『いつか高が私を人間としてじゃなく兵器として私を見るんじゃないかって考えると怖い…!!』

『……』

『それでも』

『？それでも？』


『それでもあの人の傍にいたいって思うの』


『…!!』


『高は私がいなくなって狂っちゃったから…私がそれを治してあげたいって…手は繋げなくても……せめて隣を歩きたい…』


『…本当は愛してるんだよ…愛しくて、愛しくて、仕方無いくらい…』





でも愛してるなんて言ってしまったら


互いに狂ってしまうと思った


高は現実を見れなくなってしまうと思った


だから私は言わなかった


愛してると
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あきゅろす。
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