月明かりの狂気
4
ところ変わってこちらは港に浮かぶ船の上
「あ〜あ〜今日も見つかんなかった」
頭を掻きながら1人の男が歩いていた
「よォ…」
「あっ高杉ぃ〜聞いてよ〜今日も見つかんなかったよ〜」
「そうか…」
鬼兵隊総督、高杉は満月を見ながら、來に背を向け、話す
「來…早く見つけろ……あいつは俺のモンだ」
「はいはい…」
來はその場を後にした
「刹那…どこいったんだ…せっかく帰って来てくれたと思ったら…消えやがって…」
瞳は怒り、声は悲しげだった
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