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月明かりの狂気

ところ変わってこちらは港に浮かぶ船の上


「あ〜あ〜今日も見つかんなかった」


頭を掻きながら1人の男が歩いていた

「よォ…」

「あっ高杉ぃ〜聞いてよ〜今日も見つかんなかったよ〜」

「そうか…」

鬼兵隊総督、高杉は満月を見ながら、來に背を向け、話す

「來…早く見つけろ……あいつは俺のモンだ」

「はいはい…」

來はその場を後にした





「刹那…どこいったんだ…せっかく帰って来てくれたと思ったら…消えやがって…」




瞳は怒り、声は悲しげだった

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