月明かりの狂気 4 「…!!」 刹那は高杉の腕の中で震えていた 「來…!!てめぇに刹那は渡さねェ…!!刹那は兵器じゃねェ…人間だ」 高杉は刹那を抱える腕に力を入れた 「あはは♪ホントに刹那ちゃんが好きで堪らないんだね でもそろそろ邪魔かなぁ…高杉晋助」 來の声が急に低くなった 周りはただならぬ殺気を感じた 「刹那ちゃん…君は何の為に甦ったの?」 「…!!」 「高杉に逢わせる為じゃないよ…?知ってるでしょ?」 「…違う…私は」 「戦え…その為にここに帰ってきたんだからさぁ」 「…っ!?」 「戦えよ… お前は僕の実験体だろ?」 [*前へ][次へ#] [戻る] |