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柔軟概念
第肆頁




「…いや、だからさ、なんでこうもぶっ飛ぶの?」





 









 ゴミ捨て場のやりとりを軽くぶっ飛ばしましたすみません☆(☆じゃねぇよ)


 新八がゴミ箱から出てくると(上半身だけ)神楽と時音も出てきた。


 …ってかよく入れたな。


「時音は細身アルから助かったネ。」


「物理的にあり得ない図ですけどね…;ってか時音さん僕と一緒になるのは嫌なんじゃ…;」


「こうなったら仕方がなかったんで。神楽ちゃんも話を聞いてみれば可哀想だと思ったり思わなかったり;;;」


「いや、どっちだよ。」


 ホームで三人ガタガタしている図ははっきり言って気味が悪いが、電車が来た。


「おら。あの電車だろ?行きなよ。」


 時音が言うと、神楽ちゃんは頷いて出ようとした。


「…アレ…。出れないネ。」



















































「は?」





























「だから出れない言ってるネ。早く時音出ろヨ。」


「年上の人に命令形はなくない?ってかなんで出れないの。」


 理由が分からない時音に、大体原因が見える新八が慌て始める。


「だぁぁ!!もう出ちゃいますよ!!もういい転がれ!!」


 新八が言ったと同時にゴミ箱を押し倒し、思いっきり転がり込んだ。


 しかし、突然黒い影が目の前に現れゴミ箱が止められた。


「オイオイ駄目だよ〜。駆け込み乗車は危ないよ。」


「そのパンチパーマ頭の行く末の方が危ない気がする。」


 時音がしゃしゃり出て、思いっきりにらまれる。


「残念だったな神楽ァ。もう一寸で逃げられたのに。」


「井上…!」


「井上?何。ありきたりだなぁ頭と違って…チャブォア!!」


 結果分かってるくせに発言してしてしまうものだからまた蹴られた時音だった。


 新八はもう溜息をつくしかできなかった。


「ったく何だこの女ぁ。…にしてもつれないねぇ。あんなによくしてやったのに。金に困ったいたんじゃないの?いいのかィ?またふりかけご飯の生活に逆戻りだよ?」


 パンチパーマは舌打ちをしてからそう神楽に言った。


 神楽は井上をにらみあげてから


「人傷つけてお金もらうもうご免ヨ。何食べてもおいしくないアル。いい汗かいて働く。ふりかけご飯もおいしくなるね。」


 パンチパーマの下っ端と言い合っていた(ってかメンチ斬ってた?)時音は心の中で


(ふりかけご飯はもともとおいしくないか?)


 とマイペースなことを考えていた。


 


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