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 Novel

  SHINHWA 様

そう書かれた張り紙のあるドアまで来ると、一番にいつもの元気を取り戻したのはミヌだった。

━━タタタ…

小走りで駆け寄り、誰より先に、部屋の涼しい空気を、エアコンの風を受けようと試みた。

━━バターン!!

笑顔のミヌと、勢いよく開くドア…

…と…

待ってましたと言わんばかりに溢れ出す、熱のこもった空気に、ミヌは何とも言えない顔になった。

「うぅぅ…。もわっと…もわっとするよーぅ><;」

でも、何故かそれを楽しむかのように、

「きゃーッ!エンディー!!♪」

と叫びながら、まんねに抱きついた。

「…あづい…。あづいよ、みぬひょーん;」

ただでさえ暑い廊下に、部屋から流れ出す生あたたかい風。

それに拍車をかけるようなミヌの人肌に、さすがのエンディも眉間に皺をよせ、怪訝そうな顔を露にした。

それでも、ミヌを払い除けられないのは、大事な大事なひょんだから。

と、丁度そこへスタッフがぱたぱたと走りよってきた。

あわてて話す彼女の言い分はこうだった…。

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あきゅろす。
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