Novel
6
「な?花火いっぱい必要だったろ〜?」
嬉しそうにミヌは言う。
更に、
「みんなお前のことが大好きでしょぅがないんだよ。…まぁ、一番はオレが、なんだけどね?」
と付け足した。
手を握っている方とは別の手の人指し指で、鼻の下を照れ臭そうにさわっている。
そして、少しだけ足早に歩き出した。
手をひかれながら、ミヌの背中とメンバーを交互に見て、ドンワンは笑みを隠せなかった。
━━電車の音は好き。でも、大好きな人と一緒にいる方がもっといい。
「ありがとぅ…」
ミヌに聞こえるか聞こえないかくらい、小さな声で呟く。
聞こえていればそれでいい。
聞こえていなければ、明日からこの気持ちを伝えよう。
いつもみたいにバカやりながら。
だから、それでもいい。
━━ずっとずっと、みんなと、ミヌと一緒に…
━━2gether 4ever…
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