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 Novel

そんなこんなで俺たちが向かったのは、昔から通ってる屋台。

このがやがやしてる感じがたまらないんだ。

遊園地にでも来てるみたいにわくわくする。

みんなで食べたいものを食べたいだけ注文し終わると、ビールが到着するまではとりあえずそわそわ。

「はぁ〜い、お待たせねー!!」

おばちゃんの声と共にビールが一人一人の手元に渡ると、誰からともなく

┏かんぱぁい
┣かんぱいぃ!
┣かんぱぁ〜い!
┣かんぱいッ
┣かんぱい〜!!
┗かんぱ〜い

声が揃っちゃうの俺たちだからだよね?

そこからはもぅ、やんややんやのお祭り騒ぎ!

「おぃ、ヘソン酒が進んでないぞぅ?」
「そりゃドンワンに比べりゃな;」
「いやいや!それより…おばちゃんチヂミぃ〜!!大盛りでッ!」
「エンディは飲んでるかぁ〜?」
「あ!ちょっと!エリクひょん真顔でセクハラしないでよ!」

とにかく笑っちゃう。表情筋があがりっぱなしで、明日は顔が筋肉痛かもしれないよ!

しばらくすると、わにひょんの酒癖が暴走し始めた。

「へそな〜ぽっぽぉ」
「うわっ!こら、寄んじゃねぇよ!」

かわいくねだるわにひょんと、本気で嫌がるへそんひょん。

━━あ〜ぁ、そんなに強く押したらわにひょんの顔つぶれちゃうよ…

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