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 Novel

きょとんとしながら、エンディがいちごのかき氷を手渡すと、早速しゃりしゃりとおいしそうに食べ始めるヘソン。

━━よかった、ちょっと落ち着いたみたい☆

ヘソンの様子を暫くうかがっていると、

「ぼくも食ぁべっと♪」

と言うジニの声が聞こえる。

エンディが振り返ろうとするが早いか、

┏あぁぁ〜!!
┣あッ!
┗あぁぁぁ;

という3人の声。

目をやると、さっきまで意識がとんでいたはずのエリクがむっくり起き上がり、しゃくしゃくしゃくしゃく音をたてながらすごい勢いでかき氷を口に運んでいる。

「ぼくのメロン〜;」
「おれのぶどう〜!」

切なそうなジニとちょっと怒り気味のミヌの声が重なる。

「ん?さっき言ってた味は残しといたけど?」

どうしたの?とでも言いたげな顔でみんなを見返すエリクにガックリ肩を落とす。

━━意識とびながらも一応は話聞いてる…のかなぁ?

しょうがないか…そう諦めて、残っているかき氷にスプーンをさすメンバーたち。

「んん〜☆冷たくておいしいね♪」

「やっぱ夏になったらコレ食べなきゃなぁ〜☆」

食べながら話すドンワンに、その口から出るものを避けるチョンジン。

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