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 Novel

━━バターン!!

勢いよくドアの開いた音がする。

黒いヘソンと作り笑いのミヌ、逝った目のエリクと心配そうな顔のエンディ。

みんなが振り向くと、大粒の汗を流しながら、仁王だちしているドンワンとチョンジンの姿があった。

そして、その腕の中には…

┏かき氷〜☆
┗かき氷〜♪

ミヌとエンディが嬉しそうに言うと、ヘソンとエリクの耳がピクリと動く。

「おぉぃ!ヘソンは何味にする〜?やっぱコーラか?」

ドンワンが笑いながら聞けば、

「いやいやぁ!それよりは青りんごでしょ☆」

ジニがかき氷のカップをヘソンにつき出す。

「ん〜…それとも定番ブルーハワイとか?」

ミヌが品定めしつつ手にとれば、エンディは

「ヘソンひょんはピーチだよね〜?」

首を傾げ、かわいく尋ねてみる。

「…味。」

┏…ん?
┣…ん?
┣…ん?
┗…ん?

ポソっと呟いたヘソンに、四者四様の声音で聞き返す。

すると、少し顔を赤らめながらヘソンがまた呟く。

「…い…ちご…。」

━━いちご…?

┏ヘソン…
┗へソンひょん…
┏いちごなのか…
┗いちごなんだぁ…

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あきゅろす。
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