REN†ALーれんたるー(完結) 1 *** 『朔夜。行くとこないなら、うちに来い』 はじめて性的な「しつけ」をされたのは、12歳のおわり。 そのころから家出を繰りかえしていた上條がほぼ毎日いりびたっていた、当時の狭のアパートでのことだ。 『朔夜……ちゅっ、朔夜ぁ……っふぅっん……ぴちゃ、ぬちゃ……』 当時、半同棲中だった狭の女に、寝こみを襲われたことがきっかけだった。 男にだまされ地元の高校を中退し、風俗店で働いているその女を、狭は普段でも源氏名で『サラ』とよんでいた。 まだ顔に幼さののこる上條のことをジロジロと、時にいやらしく、発情期のメス猫のような欲めいた目でねめつけてきたのを覚えている。 初対面のときはセックスの直後だったのか、サラは正上位のときのように両脚をおおきく割りひらいた卑猥な恰好をしていた。 部屋のまえに立つ上條を、畳に寝そべったまま、上目づかいに見あげていた。 記憶にあるのは、吐きだされたばかりの精子の生臭いにおいと、それよりももっと生々しい、どろりと水のくさったような、不快なにおい。 『好きよ、アンタのその冷たい目……っ。ふふ……っあたしを、軽蔑してる、そうでしょ……。じゅっぷ……んふ……っねぇ朔夜ぁ……起きてんでしょ?返事してよ』 いつからか、部屋のソファで眠る上條を、サラはたびたび夜這いするようになった。 セックスまで及ばなかったものの、サラの性的興奮が満足するまで、ひたすら下半身をしゃぶられた。 『ん……っふふ……ねぇ朔夜……アンタのおちんちん、破裂しちゃいそうだよ』 じゅっぷじゅっぷじゅっぷ……じゅぶぶ……っぬぽっ……。 口のなかに唾液をいっぱい溜めて、まだ幼いペニスにしゃぶりつくサラ。 『やらしぃ……エッチだね朔夜は。さきっぽがまだ出て来たばっかなのに……ぴちゅっぴちゃ……ホラぁ、もうこんなに固くなってる』 成長途中のペニスをにぎられ、皮をしぼるようにして先端から亀頭がむきだしにされる。 かぼそい手がそれを繰りかえすうち、しだいに皮がめくれ、うまれたばかりのカリクビまでも露わになった。 やがて熱湯にとかされたアイスクリームを詰めこんだ長ほそい筒が、グニグニとうごめきながらペニスをそれごと呑みこんでいくような、言いしれずゾクリと寒気のよだつ感覚がはしる。 はじめてとなる感覚。 上條の意識は一瞬のうちに快感のなかにおぼれた。 [次へ#] |