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TOX短編
アルジュ♀※(匿名様リク)

この世に誘惑の方法ってのは沢山有ると思う。

例えば、上目遣い。
これは一般的にも代表的なもので、お約束とも言えるが、やはりお約束と言われるだけは有ると言うか。
俺とあいつには19pの身長差が有って、上目遣いなんてしょっちゅう、寧ろ常時だ。
つまり俺は、あいつと接しながら常時誘惑されているという事になる。

次に、小首を傾げる仕種。
癖か何か知らんが、俺を見上げながらよくやるんだ、こくりと。
つまり上目遣いともコンボって事で。
笑いながらとか、様子を窺う時だとか。
それをやられると何かこう、かわいくて堪らなくなる。

そんで、俯いて目を逸らす、とか。
上目遣いと真逆の仕種だが、これがまたクるんだ。
照れた時なんかに出るんだが、頬を赤らめながら居心地悪そうに目を泳がせたり。
引き結んだ唇が震えて、それがまた何と言うか、キスしたいんだよ。

今挙げた以外にも、あの子供は色々とやらかしてくれる。
現に今戦闘中な訳だが、凄いぞ。
拳闘士で有りながら治癒術士でも有るジュードは、前衛と後衛を行ったり来たり忙しなく動いてる。
魔物を殴り、蹴り、吹き飛ばしながら、怪我をした奴に走り寄って傷を治して。
とても頼りになる優秀な戦士だ、だが。

「アルヴィン、そっち行ったよ!」
「…、おう!」

ジュードは、俺に近付く魔物の存在を知らせてから、詠唱を始めたエリーゼのフォローに向かう。
抜群の瞬発力を生かした俊足で、あっと言う間にエリーゼの元へ辿り着く。
その走る姿は、勇ましく、可憐であり、そして。

「……えろ…」

あの子は自分の躰について無頓着だ。
立派なふたつの実を付けているのに、あんなに全力疾走したらどうなるか。
大体ミラには短いだの揺れてるだの言う癖に、自分はどうだとか考えないのか。

「ローエン、危ない!」

今度はローエンのフォローへと走る、その裾がひらりと翻る。
現れたお尻…タイツ越しにうっすら、見えるパンツ。

「………」
「アルヴィン、鼻血出てます」
「わーヘンタイー。でもジュードに見付かったら心配されちゃうよー」
「ん、…おぉ」
「…皆に安らぎを」

桃尻観察中、不意に隣から聞こえた声は、明らかに呆れを含んでいた。
でも、こうして治癒術を掛けてくれる辺り。
優しいだけじゃ無く、多分エリーゼも解っているから。
俺がジュードを見て何を思ってるかってのと、ジュードが如何に恐ろしい子かってのを。

「それとなく注意しても解んねぇしな、あいつ」
「はっきり注意したら良いんじゃないですか?」
「はっきり言ったら多分ぶん殴られるよ。何考えてるのえっち、って」
「ジュードはピュアだからねー」
「アルヴィンには勿体無いです…、」

「「ティポ戦吼ー!!」」

近付いて来た魔物をエリーゼとティポが弾き飛ばす。
落ちた先で倒れた魔物はそのまま動かなくなった、どうやら絶命したらしい。
周囲の魔物はこれで殲滅した様で、四方に散っていた仲間達が集まって来る。
ぱたぱたと軽い足音を立てながら走って来るジュードはやはり、揺らしていた。

「……」
「鼻血、ダメですよ」
「!…気を付けるよ」

半目で俺を見上げるエリーゼの頭を撫でながら、駆け寄るジュードを見詰める。
無邪気な笑顔とアンバランスな凶悪ボディが、俺を嘲笑っている様に思えてならなかった。















ぴたり。
背中に体温を感じて、体が固まる。
当然銃の手入れをしていた手も固まってしまい、作業はちっとも進まない。
唯一動く、と言うか無理矢理動かせる首を回して背後を見ると、ジュードが背中から抱き着いているのが見えた。

「…ジュード?」

白いシャツに額を押し付け、ぎゅぅ、としがみ付くジュード。
絶対解っていないんだろうが、そんな強く抱き着いたら胸がもう凄い事になるだろ。
全身柔らかいジュードの、特に柔らかい部分。
女の魅力がぎっしり詰まった、夢の塊。
その感触がシャツ越しにありありと解る、何だこれは拷問か?

「アルヴィン」
「!…どうした」
「手入れの邪魔してごめんね。用とかは、無いんだけど。…ただ」

背中に埋まるジュードの旋毛を見ながら悶々としていたら、不意にジュードが顔を上げた。
ほら出た上目遣い。
しかもそんな頬染めちゃって、やめなさいかわいいから。

「ただ、…アルヴィンに触れたかったんだ」
「………」

恥ずかしいのか、言ってから再び背中に顔を埋めるジュード。
ほんの少し見える耳は真っ赤で。
背中に当たってる胸は柔らかいし。
ベッドに投げ出された細い脚を包むタイツの奥には、あの可愛らしくもえろいパンツが有る訳だし。

「…ジュード」
「アルヴィン…だいすき」

はい決定打。
俺は駄目です、年中発情期なヘンタイオオカミさんです。
でもな、ベッドの上で恋人に抱き着かれてだいすきって言われて、勃たない男は只の不能だ。
俺はちょっと変態なだけで大体正常だ。
悪いのは、変態な俺じゃ無くて俺を変態にさせてるこいつ。

「お前が悪いんだぞ、ジュード」
「え、…っわ、?」

大事な銃を床に放り投げて、自由な両手でジュードの躰を引き剥がす。
状況を理解させる隙も与えないまま、その細躯をベッドへと押し倒し、両手首を押さえ付けた。
ぱちぱちと瞬きを繰り返す大きな瞳は無垢そのもの、だが今更止まれる筈は無い。
拒絶の言葉を吐かれる前に、その唇を自らのもので塞いだ。

「ン、ん…、んぅ、…ふ」

至近距離で大きく見開かれた蜂蜜色と目が合って、あぁ漸く俺が欲情してるって理解したのか。
ぴちゃりと音を立てて唇を離すと、さっきとは違う意味で頬を真っ赤にして、ジュードははくはくと息をする。
舌が痺れているのだろう、呂律の回らない舌っ足らず口調で、何で、と言ったのが聞こえた。

「言ったろ、お前が悪い。無防備なのも大概にしないと襲われちゃうんだぜ」
「無防備…?」
「無防備って言うか無意識か?どっちにしろ危険極まり無いよ、お前は」

散々誘っておいて、煽っておいて、何も解って無いと来た。
エリーゼでさえこの危険性に気付いているっていうのに、だ。
これはホント、本格的に教え込まなきゃいけないだろう。
…躰に。

「ジュード。お前、自分が巨乳って自覚ちゃんと有るか?」
「え…、何言っ、ん」
「走る時とかさ。ミラには揺れるからって注意する癖に、自分はどうなんだよ」
「や、やだ、アルヴィン…っ、触っちゃ、…や」
「直ぐに抱き着くし。触られて嬉しい、だけじゃ男は済まないんだって、未だ解んない?」
「やぁ…!」

上着を捲り上げて、下着の上から胸を揉む。
俺は身長に比例して結構手がでかいと思うが、その俺の掌でもちょっと余るくらいのナイスサイズだ。
薄い生地の下着なんて有って無い様なもんで、揉んでいれば掌には、勃ち上がった突起の感触。
それを下着越しに摘まみ上げると、ジュードは首を逸らして啼いた。

「えっちだな」
「ち、違…!アルヴィンが」
「俺はジュードに誘われたからやってるんだぜ。濡れ衣だ」
「僕は、そんな…っ、あっ!」
「こっちも。ほら、えっちだ」

タイツは脱がせるものじゃ無い、破るものだ、…というのが俺の美学。
その美学に従い、ジュードの纏うタイツの、大事な部分に指先を捩じ込んで穴を開け、大きく破る。
黒いタイツを穿いた下半身の、恥ずかしい所だけにぽっかりと穴の開いたその姿。
顔を出したパンツを横にずらし、露出させた割れ目に指を這わせて、水音を響かせる。
未だ胸を、しかも直接じゃ無く下着の上から揉んだだけなのに、既に愛液を滴らせる其処。
この躰をえっちと言わずして何と言おうか。
現に這わせた指を中に引き摺り込もうと、表面の襞がひくひくと蠢いている。
そんなに欲しいのならご期待に応えよう。

「ひ、っぁあ!あっ、あ…、だめ、ぇ」
「駄目?何が?美味そうに飲み込んでるけど」
「ぅ…んん、ゃ、あ、アルヴィ、ン!そこ、だめ、はぁ…っ」
「そうか。ジュードの“駄目”は、“きもちぃよぉもっとしてぇ”って意味だったな」
「そん…っや、あぁっ…」

蠢く其処に望まれるまま、一気に3本の指を突き立てる。
いきなりだったからきついかと思いきや、内部は充分に濡れて熱を持ち、ジュード自身も痛いとは口にしない。
これは遠慮は要らないとばかりに掻き回して、びくりと逃げる腰を捕まえる。
段々と激しくなる手淫、比例して高まる水音、ジュードの羞恥は限界の様で。
ついには両手で顔を隠してしまった。
こうなってしまうと、乱れるジュードの表情を観察出来ない。
それは非常に残念だ、が。
今回はそれを幸いと、ジュードが此方を見ていない隙に、準備万端の我がモノを取り出す。
にゅぽ、といやらしい音を立てて指を引き抜き、それに安堵したのか長い息を吐くジュードに、笑ってやる。
見えてはいなくても。

「は、…っンぁ、あぁぁ…っ!!」

油断して弛緩していた躰に、ギンギンに育った自身を突き挿れる。
指とは違い、流石に太い亀頭部分はすんなりとは挿入出来ず、少し手こずったが。
何だかんだ俺に順応しているジュードの躰は、いきなりの挿入にも直ぐに対応した。
ぐぷ、と沈んで行く自身。
深く飲み込まれ、根本まで熱い肉壁に包まれて漸く、ジュードの様子を窺う。
早急な展開と挿入の衝撃に、顔を隠す余裕など無くなったのか、ジュードは両手でしっかりとシーツを握っていた。
荒い息を吐きながら、いっぱいに涙を溜めた瞳で俺を見上げるジュード。
もしかしたら非難しているつもりかも知れないが、やはりこの子供、危険だ。
その瞳だって俺を誘っている。
お前の全てが俺にとっては媚薬になるんだ、お前にその気が無くても。

「っ、あ…、ふっ、ぁ、んっあ、…あんっ」
「えろい声。なぁ、もっと」
「えろくな…っ、やぁ、あん!あぁっ」
「我慢すんなよ。えろいジュード、大好きなんだから、さ」
「ぁ、…アルヴィン…!」

ぐちゅ、ぐちゅ、ぷちゅ、
激しい抽挿で愛液と先走りが混ざり合い、泡立ち、溢れ、ジュードの尻の谷間を伝ってシーツに流れ落ちる。
その光景がえろくて、ますます量を増やして溢れ出すそれに更に興奮を煽られて。
遠慮も気遣いも、我慢なんて勿論出来る筈も無く。

「中で、出すぞ…っ、溢すなよ!」
「う…ん、っあ、…――――っっ!!」

搾り取るみたいに強く収縮する肉襞に全てを注ぎ込む。
溢すなとは言ったが、絶対に無理な量を放った自信が有る。
放出した傍から、繋がった隙間を縫って溢れる白濁。
それもまたジュードの尻の谷間を滑り、シーツにシミを作ってしまった。
一筋のそれを見送ってから自身を引き抜くと、ジュードは鼻から抜ける様な息を吐き、落ちた。

「…寝ちまったか」

ダイナマイトなスタイルは寝姿さえ刺激が強く、直視していては折角萎んだものがまた元気になってしまいそうだ。
破いたタイツは脱がせて、乱した上着は整えて、汚れた下半身は拭いてやって。
そうして正常に戻ったジュードに布団を掛けて、漸く俺は、心の平穏を得た。

「……、はぁー…」

その安らかな寝顔のまま、起きている間も、無害でいてくれれば。
そんな願いも虚しく、起きればまたああして、無意識に誘うのだろう。
そして俺はまたその無意識に振り回され、我慢メーターの限界値を突破させられるのだ。

ああ、全く厄介だ。













無意識程怖いものは無い













(そこがかわいい、で済むレベルはとうに越えてるぜ)

(無防備無意識なのに有害って)
(とんだ優等生だ)













――――――――

匿名様リク、無防備に誘ってるジュードに我慢限界なアルヴィンが爆発しちゃって裏なアルジュ♀、です。
…あんまり我慢して無いねすんなり爆発したね。←
それが私クオリティ…!←
今更ながらうちのにょたジュード、通常衣装のズボン部分がタイツになってるだけで他は服装一緒です。

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