温度差。
セフレ?or恋人?2
(あんなに嫌がると思わなかった)
確かに、乗り気じゃないのに無理矢理ヤったのが悪いんだけど。
(そもそも無理にヤるの事態珍しいよな)
まだヤりたい盛りとはいえ、相手が嫌がってるのに無理に抱くほどガキでもない。
はず。
「去る者追わず…」
確かに俺はそんな感じだから。
「うん。慧ってそんな感じ」
「のハズだよなー」
なのに何でめっちゃ追ってるんですか。
頭を抱えてると優が「あのさ」と訊いてきた。
「その子そんなにヨかったの?」
率直だなオイ。
プラトニックは訂正しとこう。
「…スゲ良かった。そこらの比べらんね」
「ふぅん」
「なんか思い出したらヤりたくなってきた」
「そこらので処理すれば」
処理って…
「んーでも他はなー。何か乗らね。つかしても比べそう」
テーブルにつっ伏して面倒…と吐く。
「比べる?」
「可奈ンときそれで失敗したしな…」
「失敗って?」
何やったの。と問われて、
「ヤってる最中そいつと名前間違えた」
って答えたら「うわ最悪」と言われた。
俺だってそう思うけど。
「…………誰かと何かしてても、気付いたらあいつの事ばっか考えてんだよ」
[*←back][next→#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!