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お題部屋
2寝る前に、ちゅ(双子視点×アリス)
「お姉さん、一緒に寝よう」
「夜だから、お姉さん寝るんだよね?」
ランダムに昼夜が変わる国で
夜、になると眠るお姉さん
最近は僕等も同じ様に、夜に眠る様になった
そうすると面白い事に
今まで夜でも眠くなかったのが
最近は夜になると何だか眠くなる
お姉さんに、くっついて眠りたい衝動が強くなる。
「…うん?寝るけど…二人共、仕事は?」
勤勉な、お姉さん
自分の仕事は真面目にこなす
僕等がサボるのを余り良い顔をしないから
最近は、前より真面目に僕等は働いてる
「夜だから、お休みだよ」
「子供は寝る時間だし」
両側から手を握る。
普段より少し暖かい、お姉さんの手。
「眠いの?お姉さん」
顔を見つめれば、少しとろりとした仕草で頷かれる
「うん……ずっと、夜が来なかったでしょう
一度、寝たんだけど…
昼間じゃやっぱり熟睡出来なくて…」
直ぐに目が覚めたから
とろとろと眠たい口調
さっきまで、見てた限りじゃ眠そうには見えなかった
お姉さんも、夜になると
僕等が傍に来ると
一緒に寝たくなるのかな
そうなら嬉しい。
「じゃあ、早く寝よう?」
「僕等の部屋で良いよね」
手を引く。
急ぎたいけど、眠そうなお姉さんに合わせ
ゆっくり歩く。

「…二人は、昼でも夕方でも眠れるのよね?
やっぱり私も早く慣れないと‥」
ダメよね。
何度となく目を擦る、お姉さん
繋いだ手を離して、代わりに腕に僕等の手を添える
これ、本当は余り好きじゃない
僕等が、お姉さんより小さいのが
もの凄く分かってしまうから
僕等の背が高ければ、腕を組んでも問題ないのに。
僕等が、お姉さんと腕を組もうとすると
普段より小さくなった気分になる。
でも、お姉さん
手、繋いでたら目が擦れないしね
「無理しなくて良いと思うよ」
「お姉さん、夜は眠くなっちゃうんだし」
傍目から見ても眠たそうになる、お姉さん
働く時は夜
に、なった時点で休憩ってのが多い。
そうすればマフィアの仕事に絡まないし。
絡んでるのをボスも、ひよこウサギも進んで見せないから。
夜、眠くなる
それは意外と都合が良いみたい。
「ん‥でも、二人共‥最近夜に休憩や休みをとるの‥」
私のせいでしょう?
とろとろ、普段と違う口調で。
普段は聞かない様な事を、お姉さんは口にする
「…夜って…お客さんも、多いかと思うの…」
仕事が忙しい時間に休憩を取る
「怒られる、でしょう?」
ごめんね。

別に、全然お姉さんは悪くないのに
僕等が勝手に、お姉さんと一緒にいたくてしてるのに

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