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ハトアリ.クロアリ小話
いつもの朝 (拍手)
「……重い…」
両腕がジンジンする
目を遣れば、肩というか胸辺りに双子の頭が乗っている
鍵閉めてた筈なんだけど。
と、ぼんやり思ってれば双子が殆ど同時に目を覚ます
「お姉さん、おはよー」
「お早う、今日も可愛いね」
「お早う…二人共、重い。
いつも言うケド鍵してあったわよね?」
「「鍵、開いてたよ」」
「え?本当?」
「本当だよ」
「遊びに来て、開いてたから。
お姉さん、もう寝てたし。
そのまま泊まったんだ」
不用心だしね。
と、にこやかに言われ。鍵を間違い無く締めた記憶が曖昧で
つい、お礼を言ってしまう
「そうだったの、有り難う…?」
「いいよ。お姉さんと一緒に寝れたし」
ぎゅーぎゅー抱きつかれ腕の痺れに身悶えた
何か、騙されてる気もするけど。
腕の痺れと顔中に降るキスに
今日も流されてしまい一日が始まる。


end

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あきゅろす。
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