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ハトアリ.クロアリ小話
みみんズ。
「ねえ、お姉さん。僕らにヒヨコうさぎみたいな耳があったら、どんな耳だと思う?」
二人に聞かれ瞬く。
ジーッと見つめてしまえば、様々な耳のついた双子が思い浮かぶ。
「お姉さん、獣耳、好きだよね。ヒヨコうさぎのも、良く見てるし。」
そう。
だって、すごく気になるから。
「何かしら…黒猫、いえ…犬寄りかしら…黒豹とかも近い…」
だが、言われる言葉もスルーして。
近年稀に見る程に悩んでしまっている。
ジッと二人を見つめ、脳内で耳や尻尾を足す…
すごく楽しい…。
「…お姉さん、聞いておいて何だけど、目の色が違うよ?」
「仮定の話だし、そんな悩まなくても…楽しそうだけど」
目の前で、二人が私の顔を覗き込んで来てる。
つい、両手延ばしポンポンと帽子の上から頭を撫で叩く。
「……目がイッちゃってる…」
「聞くんじゃなかったね。兄弟…」



end

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