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ハトアリ.クロアリ小話
bloody3
「鼻が利くのも善し悪しだよね」
「まぁ、お姉さんは利かなくて僕等ラッキーだと思うよ」
ザシュッ!ザクッ
スーツ姿の僕等は、呆気なく倒れてく敵を眺め
次の敵に切りかかりながら、呑気に会話する
「トカゲさんが無駄に余計な事を言わなくて、助かったかも」
「最近、仕事し過ぎだよね僕等…」
そう、クローバーの国では最近仕事が多い
暇も退屈だけど、弱すぎる敵を倒すのも退屈
なるべく、お姉さんには見せない様に仕事をしてるけど
かなりの量を仕事してる。
トカゲさんが言った
血生臭い
それは僕等の身体に染み着いた 何か
「お姉さん、意味が分かったら恐がりそうだし」
「鼻が利かなくて良かった」
最後の敵を切り、周りを見渡す。
死屍累々って、こんな光景じゃないかな。
兄弟と顔を見合わせ笑う。
ブラッディツィンズ
言葉通り、血生臭い双子。
互いの顔についた血糊を拭い合う
「さ、帰って早く着替えようか」
「お姉さんと、お茶しなきゃ」
血の匂いのスーツを脱ぎ

お姉さんのくれた、匂い袋から移った香りのスーツにする

それが最近の僕等の日課




end

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あきゅろす。
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