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ハトアリ.クロアリ小話
2.5小っちゃくなった双子
ふわふわとした耳と尻尾。
楽しみで仕方ない

「猫耳と尻尾なんか、どうするんだ?アリス」
仕立屋を紹介するのは、構わないがね。
ナイトメアが、楽しそうに私を見る。
「付けるのよ」
考えが読めるんだから、既に脳内は
双子がフカフカした耳やら尻尾なのが分かってる筈なのに
意地が悪い。
「あの子達は…随分と一生懸命な様だね」
くつくつと、喉奥震わせナイトメアが
紙に走り書きをし渡して来る
普段から可愛い双子、懐いて甘えて来て
一生懸命。
な、二人。
「そうね。吐血ばっかりして仕事をサボる誰かさんより。ずっと」
可愛いくて愛しい
紙を受け取り、意地悪な笑みを向ける
「わ、私は仕事をサボるのも仕事の内で…っ」
「「そんな訳ないでしょう」」
黙ってたグレイが口を開き、ハモる。
「ま、いいわ。紹介有り難う」
ナイトメアの執務室から挨拶済ませ出る
「…グレイ、言っておくが耳と尻尾を付けるのはアリスでは無いぞ」
「?!違うんですかっ?」
珍しく、ぽやんとしたグレイへ意地悪くナイトメアが付け足した。




end

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あきゅろす。
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