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お前は俺を愛してない
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1人で見る


とは言ったものの……


「ココ…何処?」


地図か何かを叔父さんから貰っておくべきだった。

「ま、とりあえずフラフラしてれば、何処かに辿り着くでしょ!!」


そう思い、俺はまた歩きだす。

「あっれ?
 そこの君、何でそんな所居んの?」

後ろから、誰かに声をかけられた。

「えっ!?まさか立ち入り禁止とかでした!?」


俺は反射的に彼の方を向く。

「いや、別にそういうんじゃ…………ヒロちゃん!?」



「……え?」



え〜っとぉ…


こんな美形の知り合い、居ましたっけ?



「ヒロちゃん!?ヒロちゃんだよね!?」


俺の心の質問など気にせず、美形の彼は、俺の体をユサユサ振りながら問いかけてくる。


「え…あの〜……どちら様で…?」

「俺だよ!!小6の卒業式の時転校した貴弘(タカヒロ)!!」

「…あぁっ!!タカ!!」


そういえば、荷物の準備をしている時、こいつと写った写真あったな。

「何だ〜。見ためすんげ変わったから気づかなかった!!」

「ん〜そう?まぁあれからケッコー成長したし、髪も染めたし?」

「ってか身長高っ!!絶対185cmはあるでしょ!!
 俺なんか165cmだぞ!?もう泣きたい…」

昔はほとんど同じ位の身長だったのにな…

ってかむしろ俺の方が少し高かったのに…










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