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 もう仕草一つ一つが恋人同士って感じ
 で、見てるこっちが恥ずかしい。

 「ほらな、毎晩あんなことに明け暮れ
 てっから昼間起きてらんねぇんだろ」
 「いいのー。授業なんて出てれば単位
 もらえるんだから」

 晃ちゃんは拗ねたように言いながら、
 顔を反らして涼夜さんを見る。

 あんなこと…って…晃ちゃんたちって
 どこまでいってるんだろう。平気で軽
 くキスしてたのを見る限り、けっこう
 いってそうだけど。

 気になるけどちょっと聞けない。

 隣を見たらみっちゃんが顔を赤くして
 いた。

 俺の視線に気付くと、困ったような顔
 でぎこちなく笑う。

 「で、桔平。お前何が聞きたいんだ?
 その先輩とやらの落とし方か?んなの
 知らねぇぞ」

 涼夜さんが煙草を吸いながら俺を見て
 言う。

 何て言ったらいいかわからない俺が黙
 っていると、城野がそろそろと手を上
 げた。

 小学生の学級会じゃないぞ、城野。

 「こいつ口下手なんで」

 俺を指差す。事実そのままだけど酷い
 。

 「俺もまぁ生で男同士のカップルって
 初めて見たんすけど。涼夜さんと晃っ
 て、何で付き合い始めたんすか?」
 「質問大会じゃねぇぞオイ」
 「いやだってほら、桔平が先輩と付き
 合うのに参考になるかも」

 付き合うの前提…?

 でも男同士ってどうやって付き合いだ
 すのか気になる。

 てか個人的に晃ちゃんたちのことに興
 味があるんだけどね。

 「俺も気になります!桔平と先輩って
 なかなか会えないし、晃ちゃんと涼夜
 さんも、簡単に出会うような相手じゃ
 ないと思うんだけど…キッカケって何
 だったの?」

 みっちゃんも手をビシッと上げて半ば
 叫ぶように発言する。

 だから小学生の(以下略)

 「…僕たちの聞いても全然参考になら
 ないと思うけどなぁ」

 晃ちゃんが、ねー?と涼夜さんの方を
 見る。

 涼夜さんも苦笑して煙草を灰皿に押し
 付けた。

 「俺と晃が会ったのはハッテン場だっ
 たんだよ。…ってもまぁ、晃はそん時
 まだ15で、中には入れてもらえてなか
 ったけどな」
 「ハッテン場?ってなんすか?」

 城野が首を傾げる。

 「男の出会いの場っつったらわかるか
 お前ら?」

 涼夜さんの言葉に、みっちゃんが飲ん  でいた紅茶を吹き出しそうになって咽
 せていた。



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