小説 [ すべてを溶かすような熱いキスをされ、もう、どうなってもいいと思った。恭弥さんのキスは、魔法のキス。この魔法を掛けてもらえるのは、世界で俺だけなんだと思 う。 ちょっとだけ優越感。 「つなよし……」 「ひゃあっ…!」 「…きょうやさん……?」 「………、……」 彼の顔を覗き込むと、それはそれは安らかに眠っていた。 ああもうこの火が付いた身体を一体どうしろというのか。 目の前で健やかに眠っている彼を恨めしく思いながら、かといって自慰をするのも虚しいので、結局そのままの状態で眠ることにしたのだった。 「(恭弥さんのバカぁーっ!!)」 翌朝。 二日酔いを訴える雲雀に、ツナは盛大なため息を吐いたのだった。 シャドウ様作 [*前へ] [戻る] |