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縁切りの神様
例え其れが醜い独占欲だったとしても@



「はぁ……‥」

と、コレで何度目になるかも分からない実に重苦しい溜息を吐いてみせた宗貞は



「困ったな。せめて別所に住んでいてくれたらまだ違ったかもしれんのだが―――」

其の秀麗な美貌をくしゃりと歪め、密やかに己の境遇を嘆いたのだ。



「どうにも一つ屋根の下、というのが納得出来んよ」


突然宗貞の前に現れた腹違いの妹、吉子。

彼女と同棲する様になってから宗貞の調子は狂わされっぱなしと言っても過言では無かった。



理由は簡単。

彼が有ろう事か妹である女に懸想してしまったから。



そして、其れを憂いている間も心休まる事無く




「はぁ。風呂にでも入って頭を休めるか」


ガラリ。


「…‥‥きゃっ///お、お兄様っ?!」
「!!!!!」


トラブルは発生してしまうのだった―――



「だ、だめ!!見ないで下さいましっ///」
「す、すまん吉子ッ///」


バタン!!と勢い良く、慌てて風呂の扉を閉める宗貞。



まさか吉子が入浴しているとは露知らず

其のお陰で不可抗力とはいえ宗貞は彼女の裸体をバッチリ見る事が出来たのだ。



だが―――



「な、何という事だ///」


まだ見ぬ彼女の肌をこんな形とはいえ目にしてしまい


勝手に海綿体へと血流が集まり、自分の意思とは関係なく勃起してしまいそうになったから



「クソッ///鎮まれ!!」


思った以上に白く、きめ細かい吉子の肌や豊満な乳房、柔らかな曲線を描く臀部(でんぶ)に興奮しながらも


宗貞は必死に煩悩を振り払う様にブンブンと頭を振って堪えたのだ。


そして、其の場から逃げる様にさっさと退散してやったのだ。



コレ以上其の場に居たら過ちを犯してしまいそうで自分が怖かったから。


そんな、自制心の強い兄の気持ちなど知る由も無かった吉子は



「…‥嫌だわ///これじゃあお兄様と顔を逢わせるのが暫く恥ずかしいじゃありませんこと///」


仕方なく

再び湯船にざぶんと浸かり直しては


年頃の娘らしく、初めて見た兄の意外と逞しい其の体付きにドキドキさせられてしまうのだった。



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