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[徹side]



冗談言ったらショボンとする准



「二人してキスマークつけてシーツ買いに行ったらキビシイもんな(笑)」


寝室のクローゼットから、買ったけど大きくて着てなかったジャケットを出してきて、准に着させた


俺も軽く着替えて


「行くか」


「うん」


後ろ着いて来る准


「……横歩け」



頭に???浮かべて隣に並んだ准の手に指を絡めた


「ヒトいないとこだけな?」


「いなかったらキスしてい?」


エレベーターの扉が閉まるとキスされた


下に着くまでの数秒間、喰われるみたいに舌絡ませられて


扉が開いた時には顔熱くて


薄暗い駐車場に誰もいないのを確認すると、柱の陰でもう一度
今度は俺からキスした





このまま部屋に戻ってイチャつきたくなったけど


なんとか堪えて車に乗り込む


電車でもよかったんだけど、荷物多くなりそうだったし


短い時間でも二人でいられるから


いつの間にこんなにハマってんだよ…俺


今もずーっと左手は准の手の中


目的のデパート近くの駐車場に停めると、


「しばらくできないから」


と周り見渡した准に抱き寄せられた


不覚にもドキドキして


車降りてからはなんか不自然に距離をとってしまう…


ティッシュやら、トイレットペーパーやら、主婦みたいな買い物して


「俺、持つ」

「…うん」


ありがと、と言いそびれて

なんかギクシャク



後は……寝具売り場か…


白、水色、グレー、黒


どれがいーかなー…


「…准は…何色がいい?」


「え?…俺が決めてもいーの?」


「あ?おまえも一緒に住んでんだから、いいに決まってんだろ」


言った途端に准の後ろにブンブン振った尻尾が見えた気がした


「ピンク♪」


「ピンクぅ〜!?」


そこからはなんか少しずつ調子戻ってきて


「いいよ、ピンク(笑)後は?」


「水色と黄色♪無地とストライプとフワフワのやつ〜」


パステルカラーなシーツ持ってなかったし


いっか(笑)


キリよく10枚購入



スッゲー量…


それに



もうそろそろ触りたくて禁断症状……



「一回、車に置いてこよ?」


軽いけどかさ張るのばっかりだからな


駐車場に着いて、車のトランクに買った物積んで


「ちょい、休憩〜」


倒したシートに身体を預ける


キュ、と准に手を握られて


クッと軽く引っ張ったら


「…も…ガマン限界…」


キュッと抱き寄せられる


クンクン匂い嗅いで

「徹ぅ…帰ろ?」


「うん。やっぱワンコの散歩は人込みより広い公園とかだな」


准の顔を上げさせたら


チュッって軽く唇に触れて


「綱なくても離れないよ?(笑)」


うん



ずーっと一緒にいような?





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あきゅろす。
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