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7(あやめ×仁)
『行きたいとこ、ある?』

「んーー…。遊園地…」

『なんでそんなテンション低いんだ?笑』

「だって…行きたいけど、仁具合悪いんでしょ?」

『もぅ治ったから。行こ?』

うん、と…やっと笑顔になった。


遊園地なら電車だな、と駅へ。
電車内は夏休みのせいか、この時間にしては混んでいて、
入り口ドア付近に寄り掛かっていた…。

駅に着く度人並みに流され、真ん中あたりで掴まる俺にピッタリくっつくかたちのあやめ…
掴まれないので空いている片腕であやめの背中を支えている。

埋もれてるあやめは
時々、金魚が息継ぎするように
プハッと顔を上げるのがかわいかった。

優のシャツがでかいから、一番上までボタン留めてるのにちらちら谷間が覗く…

降りる駅に近づいた時には身動きできるくらいには空いてきていたけど、
ずっと背中を抱き締めていた…



やっと駅を出て、伸びをした。

『喉かわかない?入る前になんか飲も?』

ずーっとあやめ抱いてたから、緊張してか喉カラカラだった…

すげードキドキしてんの、俺…


[sideあやめ]

あ〜!ドキドキだよ…

掴まれなかったから、電車乗ってる間ずーっと仁に掴まってた…
途中からは抱き締められて…

心臓バクバクだったの、わかっちゃったかなぁ?…

喉乾いてたから少し休憩して
遊園地へ入った。


休んだおかげでテンションUP!

絶叫系や高所系な乗り物は乗れないの忘れてて…

仁の希望でジェットコースターへ…

カタンカタン…と動きだして…

こ…こわいよ〜…(泣)

咄嗟に仁に抱きつくと、ぎゅーっと抱き締めてくれた…



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あきゅろす。
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