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突然の出来事にボーーっとして・・・
今の・・・キス?・・・クチ?
びっくりして腰抜け状態の私をよそに、
『だーーー!お前ちょっと長かったぞーーー!』
「いーぢゃんか!2番目なんだから」
とか言い合いしてるし…
話をまとめると、今やってたゲームに勝った方が先にキスする事にしてたらしい…
って私の気持ちはどーでもいいの!?
『俺ら二人ともあやめが好きなんだ。』
「いきなりでごめん。でももう気持ち抑えておけなくてさ…」
『あやめの気持ち考えなかった訳じゃないんだ。でも、どっちかに決めるまでは二人で全力でいくから。って俺らの事嫌いな訳じゃないよなっ?』
あせって聞く仁に、
「う、うん。好き(///)」
言ってはみたものの、さっきのコトバを思い出して…
全力!?ってどんな?(汗)
次の日の朝・・・
「あやめー。優くんと仁くんが迎えにきてるわよー」
というお母さんの声。
はぃ?いっつも遅刻ギリギリなのに。
玄関に行くと、
「どっちに乗る?あやめ?」
と、二人が犬が<待て>をしてしっぽブンブン振ってるみたいに見えた(笑)
もしかして、帰りも?
毎日?
「んーじゃあ仁のに乗る」
自転車が走りだすと、後ろからついてくる優が
「帰りは俺だからなー。先帰るなよ?」
学校に着いてもクラスは一緒。
「あ、さつき、美夏おはよー♪」
〈おはよ・・って今日どしたの?優仁早いじゃん!?〉
「ん〜色々あってね。後で話す…」
《なに〜二人に告られでもしたのぉ?笑》
「えっ!?なんでわかるの?あっ…(////)」
〈やぁぁっとかぁ〜。で、?どっちにするの?〉
「それなんだよねぇ…」
そーなんだよ。決めなきゃなんだよね。
休み時間もお昼も二人はワンコのように傍にいて…
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