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ビックリがいっぱい
毎日とはいかないけど


二人とも優しく抱いてくれて…


こんなにお腹おっきくて


やじゃないのかなぁ?


聞いてみたいけど


聞くの…怖い…


ボーッとしてたら


『どした?』


仁が隣に座って


顔覗き込まれた


「…なんでもないよ?」


笑ってみせたら


『…すぐわかるぞ?…』


頭撫でられたら


涙が零れた…


最近…涙腺弱いなぁ…


聞いてみようかな?…


「…あのね?…
や…じゃない?…」


『なにが?』


「…あたし…こんな…お腹おっきいのに……シテくれるの……」


言い終わったら


ふわっと抱っこされて


『やな訳ないじゃん。
お腹ん中にいるの俺らの子だもん。
そんなん気にしてたの?』


「…ぅん……」


『産まれたらまたいっぱいしよ?笑』


仁の笑顔を見てたら

不安がスーッとなくなった気がした


「仁?」

『ん?』

「ちゅ…シテ?」


『(笑)いつでもどーぞ?』


深いのじゃなくて

チュッ…チュッ…て何回もしてくれて


心の奥がポカポカしてきた


気分も良くなってきて


「ごはん作ろっか。最近優にばっかりやってもらってたし」


仁は裁縫や洗濯はできるけど、炊事や掃除は苦手だから、お皿出したり高い棚にあるのを取ってもらったりして


出来上がった時には


少しお腹が張ってて


最近お腹が張る回数多くなってきたかなぁ?


優が帰って来て一緒にご飯食べて


「髪切ろうかなぁ?赤ちゃん産まれたら邪魔になるし」


『じゃ、俺が切ってやる』


仁は髪弄るのも上手いから、任せる事にした


リビングにシート広げて


真ん中に椅子

と、その上にクッション…笑


てるてる坊主みたいになったあたしは仁にされるがまま


『終わったよ〜。どぉ?優』


「…かわぃ////」


「ほんと?似合う?」

優が鏡持って来てくれて

見たら…


中学生みたぁい…




『俺、美容師なろかな?(笑)』


「ぃんじゃね〜?あやめますますかわぃくしてくれちゃって…」


『こんなんがお腹おっきいのって…なんかソソらね?(笑)』


「あやめなら何でもぃ〜♪今日お腹どぉ?」


「少し張ってるみたい」


「まぁ予定日近いしな。なにせ二人だからもぅパンパンだもんな〜」


周りを片付け終わった仁と優


お風呂入っていつものように三人列んで眠った





次の日



優と仁は学校…


あたしは軽く掃除をして



あ…


またお腹張って…



い…たぃ…




咄嗟に携帯を手に取った



少ししたら痛みも引いて


お昼ごはん食べて


学校は今頃昼休みかぁ


優からいつもの電話


「なんも変わりない?」


「さっき少し痛くなったけど、すぐ引いたよ」


「痛くなったらすぐ電話しろよ?俺が病院とかみんな電話してやるから」


「うん、わかった〜」


携帯をポケットにしまい、少し休憩〜♪


っていっても何もしてなかったけど(笑)


お腹が苦しくて夜もあまり寝られないんだよね…


ソファーに横になったらいつの間にかうとうと…



ん?



い……たい?


少しすると治まって



また少ししたら痛くなって



これって…


陣痛?


わたわたしながら優に電話したら


「すぐ帰るから!」


入院準備万端のバッグを並べてたら


バタンッ


「あやめ〜?」


ほんとにすぐ来てくれた(笑)


陣痛の間隔がまだあるみたいだから


「シャワーしたい」


『手伝うから』

「二人で洗った方がいいな。」


二人で手早く洗ってくれて


準備は整った


陣痛も間隔が短くなってきて


『そろそろ行くか?』


「タクシー呼ぶ?」


優に聞いたらポケットから鍵が…?


「俺が乗せてく。親父に車借りてきた」


え〜〜〜!?


「免許取ったの?」


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あきゅろす。
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