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と、思ったら…

優の手が俺の背中まで伸びてきて布団肩までかけられた…

…嬉しいけど…

あやめ布団と俺らに埋もれてるぞ…笑

顔のとこだけ布団めくってやるとうっすら目開けて

「…のど…かわいた…」

お?声出るようになったな?
まだガラガラだけど…

優にしっかり抱かれててペットボトルからは飲めなさそうだから

口移ししてやる

コクンと飲んで…

「もすこし…」

もう一回…

飲みおわるまで唇離さずにいて、飲んだのがわかると
ちゅっ
音出して唇離した…

テヘッて感じで少し笑ってくれて

『も少し、寝てろ?』

コクンと頷くあやめのおでこにキス

熱、少し下がったみたいだな




[sideあやめ]


朝目が覚めたら

あたし…裸!?

仁と優はパンツ履いてる

頭痛いのも、気持ち悪いのもなくなって、熱もないみたい

喉はまだ痛いけど…

とりあえず、ぴったり抱っこしてくれてる二人に

おはよ、のチューかな?

モゾモゾ腕の中から抜け出して二人にキスしたら

優の手はあたしのおでこに

仁は

『のど乾いてない?』

とニンマリ…

あ…なんとなく覚えてる…

「のどかわいた」

『ちょっとまってな』

ニッコリ微笑み飲ませてくれた

見てた優が

「俺にもー」

かわいーよ、優…笑




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