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[sideあやめ]
あれ?…
お布団…
頭痛い…
暑いし…
あ…仁…優も…
声出ない…
仁!…優!…
服引っ張ってみる…
ビクッ!
二人とも起きてくれた…
なんだかほっとして…
仁の手がほっぺ撫でて
『泣かなくていーから。傍にいるよ?』
優の手がおでこに…
「熱出てるな。仁、氷枕持ってきてくれるか?」
お風呂でのぼせただけじゃなく、熱でたのかぁー…
仁が氷枕と体温計と着替えやなんかみんな持ってきてくれて
動けなくなってたあたしは二人に下着やパジャマ着せて貰って…
今更だけど少し恥ずかしい…
「喉乾いてないか?」
コクコク頷いたら、水よりポカリだ、と冷たいペットボトルくれて
う…蓋あけれない…
ウルウル見上げたら仁が蓋あけてくれて
『口移ししてあげよっか?』
いや、そこまでは…汗
フルフル頭振ったらクラッとして…
優に支えられて
「飲んだらまた寝ろよ?腹減ってない?」
ぅぅん、とさっきより加減して頭振って…
「ちょっと狭いけど仁と両側からあっためてやるから、冷えないようにして寝よ?」
ウルトラ王子スマイルの優にドキドキ…
いつもの寝るときみたいに裸の二人に抱かれて…
ゾクゾク寒気がしてたから、あったかーい…
布団もいいけど、ベッドもいいなぁ…
ぴったりくっついて寝られるもん
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