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[side仁]
あやめ、優に印つけてる
かわいーなー、もぅ…
この子が俺らの…なんて
幸せでニヤける////
思わす抱き締めて…
やっと離れて教室へ入ると
やたら携帯向けられて…
客層が…変わったか?
男がビミョーに多くなってる
優目当て?…イヤ、俺かぁ?
「一人になるなよ?お前目当てらしいぞ、このへんの客」
ツカツカ近づいてきて耳打ちする優…
わかってるって。
客を見送りに廊下へ出て…
『ありがとうございましたッ』
一礼して…頭上げようとしたら
腹に衝撃…
な…んだ?
殴られた…のか?
『ゆ…うッ…』
身体にチカラが入らないまま誰かに抱えられて…
優の声がしたような気がしたけど
そのまま俺は気を失った…
[side優]
休憩後の客…仁目当てか?
仁から目を離さないようにしてたけど、気付いたらいない…
中にいないって事は…廊下か?
っ?
呼ばれた気がして廊下へ出ると、向こうへ走ってく男数人…
あっ仁!担がれてる!
「仁!」
ダッシュで追い付いて仁を取り返す
俺に着いてきたクラスのヤツらの勢いもあって、そいつらは退散した。
仁を保健室へ運び、様子を見る。
さつきたちがあやめを連れてきてくれて
二人で仁を見守る…
『う…ん…』
気付いた!
「仁!」
抱きついたあやめに
『い…てぇよ…あやめ』
でも抱き締めてる仁。笑
「だから言ったろ、一人になるなって」
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