戦国武将の日常 ばれんたいん(義トリオ) 「ばれんたいん…ですか?」 「あぁ、そういう行事が流行しているそうだ」 「くだらんな。女から菓子を貰って、しかもその数を競うだなんて馬鹿馬鹿しいにもほどがある」 「三成殿は興味が無いのですか?」 「全く」 「…フッ…恐いのか?」 「はぁ?」 「数で競って負けるのが怖いのだろう三成よ!」 「そんな安い挑発に乗るほど馬鹿ではないし、暇でもない」 「あーあーまたそうやって逃げ道を作る!本当は怖いのだろう!なあ三成よ!」 「くっ…いいだろう、そこまで言うなら勝負してやる」 「フフ…お前ならそう言ってくれると信じていたぞ」 「負けたら俺の言うことをなんでも聞いてもらおうか」 「構わないさ。ならお前が負けたら私の言うことを聞いてもらおう」 「上等だ」 「ふ、二人ともお止めください!争いごとは…」 「ちなみに幸村は参加しなくて結構!」 「え…」 「お前は普通にたくさん菓子を貰いそうだからな」 「せこいな」 「なんとでも言え」 「兼続殿…不義です」 「…」 [*前へ][次へ#] [戻る] |