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迷って捕まり救出





バスケ部はどこだっ…!!?
部活への仮入部届けを出すために様々な部活の所をさまよっていると、なんていうかその、迷子になりました。
本当は火神君とか黒子君とかと行こうとしたんだけど火神君はさっさと行っちゃうし(足のコンパスが違いすぎるため追いつくのは不可能)黒子君はすぐ見失っちゃったし。しょうがない一人で行くか、と思った矢先にこれだ。私って方向音痴なのだろうか。いや違う、この人の量が行けないんだ!(責任転嫁)

「君サッカー部のマネージャーならない?」
「え?」

急に腕を掴まれ引っ張られて上を向くと凄まじい爽やか笑顔の爽やかボーイが。肌黒いな、サッカー部だからか。そう一人で納得していると、その爽やかボーイは歯をキラリと輝かせた。

「君みたいに可愛い子が入ってくれたら部員のやる気が増すと思うんだ!」

えぇ、あなたはどこぞのホストですか?そう思わず顔を歪ませるが爽やかボーイはそれに気付かずにペラペラペラペラしゃべり続ける。っていうかあれでしょ、私が可愛いっていうのは小さすぎるからなんでしょ!そんなの言われ続けてきたわアホ!

「私バスケ部マネージャー希望なんで!」
「へ?」

きっぱりすっきり言うと爽やかボーイはぽかんとした顔になる。そんな顔しても爽やかだけどね!
アディオス!とその場を後にしようとしたがまた腕を掴まれて止まる。しつこいなあもう!

「ちょっとでいいからさ、見ていかない?」
「バスケ以外に興味ありません!」
「そう言わず、」

見た目爽やかなのに中身しつこいとか嫌だなもう!見た目爽やかなら中身もさっぱりすっぱりせい!と腕を振り払おうとしたら違う手が私の腕を掴んだ。

「この子うち希望らしいんでもらってきます」
「は?」
「え?」

そっちを見るとこりゃまた爽やかボーイ。色は白いから室内競技……ってか「うち希望」って言ったからバスケ部の人か。





 

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あきゅろす。
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