魔法少女リリカルなのはCROSS〜願いの宝玉と聖霊の姫君〜 第一話 ―学園 教室 稟「そう言えばもうすぐ期末テストだな〜」 楓「そうですね〜もうそんな時期ですね〜」 そんな事を何気なく言う二人。 晃翔「き、期末テストだとぉぉぉぉ!?」 そして一人やたらと驚く男。鳳仙晃翔。 フェイト「そんなに驚くこと?」 なのは「もう7月の頭だし当然のことじゃないかな?」 そう、晃翔達が転校してきたのは6月の半ば。すでに転校してきて2週間が経過している。 はやて「もうそんな時期か〜」 シア「うぅ〜テストは嫌っスよ」 麻弓「そうなのですよ〜」 口々にモノを言っていくメンバー達。 そんな中今まで口を閉じていた樹が声を上げる。 樹「ならば、勉強会をやろうじゃないか!!」 晃翔「勉強会だぁ?」 樹「その通りっ!!」 フェイト「でも何で急にそんなことを?」 樹「皆で勉強することで自分の苦手な所を教えてもらえるし、人には教えられるしで一石二鳥じゃないか!!」 拳を握りしめ力説する樹。まともなことを言っているがどうせそれだけではないんだろう。 稟「どうせ、勉強会にかこつけて高町達とお近づきになりたいって魂胆だろ?」 樹「そ、そんなことあるはずないじゃないか!俺様は皆が赤点を取って夏休みに補習を受けなくていいようにと思って・・・」 晃翔「理由はともかく、勉強会ってのはいい案だな」 樹の発言を横からぶった切り、晃翔が言葉を発する。 なのは「そうだね、皆それぞれわかんなんところもあるしね」 フェイト「私もいいと思うよ、はやては?」 はやて「私もええと思うよ」 樹「よし、こっちは決まり!シアちゃん達はどうだい?」 なのは達の賛同を得た樹は、今度はシア達に話を振る。 シア「そうッスね〜私も歴史とか苦手だからそういうのは助かるっス」 ネリネ「そうですね、皆でお勉強というのも楽しそうですし」 樹「ハイ決まり!!勉強会決定!!」 晃翔「話はぐいぐい進んでいくな・・・おい」 稟「そうだな・・・」 楓「あはは・・・生き生きしてますね樹君・・・」 晃翔と稟と楓をほっぽいて話がぐいぐいと進んでいく。まぁ、そんなこんなで勉強会が開催されることになった。 [次へ#] [戻る] |