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魔法少女リリカルなのはCROSS〜願いの宝玉と聖霊の姫君〜
第三話

一旦カバンをマンションに置いて商店街へと繰り出した晃翔となのは。今回は夕飯の買い出しらしい。

なのは「今日は何を作るのかな?」

晃翔「ん〜材料からしてカレーかシチューか・・・はたまた肉じゃがか・・・」

はやてから受け取っておいたメモ用紙を見ながらあれこれ考える晃翔。しばらく歩いていると前の方に見知った姿を見つける。

なのは「あ、楓ちゃんと土見君だ」

晃翔「お、ホントだ、お〜い稟〜楓〜」
ブンブンと手を振りながら呼ぶと二人も気付いたのか手を振り返してきた。

稟「よう、晃翔になのは」

楓「晃翔君になのはちゃんもお買い物ですか?」

なのは「うん」

晃翔「買い物は当番制でな、今日は俺となのはが当番ってことだ」

楓「そうだったんですか〜」

稟「そういや、皆で暮らしてるんだったな」

そんな他愛のない話をしながら商店街を歩いていく四人。

その後、晃翔達は稟と楓と一緒にスーパーで買い物をして、そのまま帰路についた。









晃翔「ごちそーさん。はぁ〜うまかった〜」

はやて「おそまつさまや〜」

食べ終わった食器を重ね炊事場の方へと持っていく晃翔。結局当初の晃翔の予想通りカレーであった。

シャマル「はい、晃翔君、お茶」

晃翔「おう、サンキューシャマル」

シャマルから食後の緑茶を受け取るとソファーに座りずず〜っとすする。

晃翔「はぁ・・・やっぱり食後はお茶だよな〜」

フェイト「それにしても、もうこっちに来て一週間になるんだね」

なのは「そうだね、何だかあっという間だったよね」

はやて「ホンマやね〜」

こちらの世界に来てからの一週間を思い返す面々。特に晃翔にいたってはほぼ毎日親衛隊に追いかけられていたのでなおさらだろう。

スバル「友達もできたし」

ティアナ「ま、普通の生活をするっていうのもいいもんよね」

キャロ「はい♪」

エリオ「いろいろと勉強できて楽しいです」

そんなこんな学校の話などで盛り上がっていると突然来訪者を知らせるチャイムが鳴り響く。

はやて「あれ?お客さんや」

シグナム「こんな時間に一体誰が・・・?」

晃翔「俺が出てくるわ」

湯呑をテーブルの上に置き晃翔は玄関へと向かった。




晃翔「はいはいどちらさんですか〜っと」

玄関のドアを開ける。すると・・・

リース「たいちょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♪」

晃翔「ぐおぼふあぉぅぅっっっ!?」

いきなり何者かが晃翔に向かってダイブして来たのだ。不意を突かれた晃翔は受け止めきれずそのまま倒れこんでしまう。

晃翔「痛つつ・・・何なんだよ一体・・・?」

そう言って自分の上に乗っかっているものを確認するするとそこにいたのは・・・

リース「ん〜っ隊長の匂いがする〜」

晃翔「り、リース!?何でお前がここにいるんだよ!?」

今回の任務には参加せず部隊の指揮を任せていたはずのリースがいた。

リース「もう、私寂しかったんですよ!?一週間も放置されて・・・」

晃翔「お前な・・・部隊はどうしたんだ?」

リース「他の人に任せてきました♪」

晃翔「任せてきたって・・・」

そんな事を話しているとリビングの方からリインがフヨフヨと飛んでくる。

リイン「晃翔さ〜ん、大きな音がしたですけど何をしてるですか〜?」

晃翔「リイン!」

リイン「こ、晃翔さん・・・玄関で一体何してるですか〜!?」

晃翔「こいつがいきなり・・・」

そう言いかけたところで・・・

はやて「何や〜騒がしいで晃翔君〜って・・・な、何しとるんやぁぁぁぁぁ!?」

晃翔「はやて!?」

リース「あぁ・・・隊長・・・」

すりすりと自分の頬を晃翔の胸板にすりつけるリース。それを見たはやてはさらに激昂し・・・

はやて「シュベルトクロイツ・・・セットアップ!!行くでリイン!!」

リイン「ハイです!!」

はや・リイン「「ユニゾンイン!!」」

その場でリインとユニゾン。そして・・・

晃翔「ちょっ!待てはやて!!」

はやて「響け終焉の笛・・・ラグナロク!!」

晃翔「ぎゃあああああああああっ!!」

玄関が爆発し晃翔は星になった。










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