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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜白銀の翼〜
第五話

―地上本部上空

ライガ「あの・・・」

地上本部上空で作戦待機していたライガがいきなり口を開く。

アギト「どうした?」

ライガ「ルーテシアさん一人で大丈夫なんですか?」

アギト「何が?」

ライガ「聖王の器の回収のことですよ」

ゼスト「心配なのか?」

ライガ「・・・一応・・・」

ライガがそう答えるとゼストが意外なことを言う。

ゼスト「行ってきたらどうだ?」

ライガ「え?」

アギト「なに言ってんだよ?」

ゼストの発言に驚く二人。

ゼスト「あそこには・・・お前の“敵”がいるんだろ?」

ライガ「・・・」

黙り込むライガ、そして何も言わずに通信回線を開くとクアットロに繋ぐ。

クアットロ『はい?』

ライガ「あの、作戦の変更なんですけど・・・いいですか?」

クアットロ『えっ!?どうしたんですか?』

ライガ「僕も六課へ向かいます・・・いいですか?」

クアットロ『ええ!?どうしたんですかライガさん?』

ライガ「なんとなくです」

クアットロ『なんとなくって・・・いいんですかドクター?』

スカリエッティ『構わないよ。君が行けば聖王の器の回収もスムーズにいきそうだからね』

ライガ「感謝しますよドクター」

アギト「ルールーのこと頼んだぜ?」

ライガ「はい・・・」

そう言って六課の方向へと飛んでいくライガ。








しばらく進んでいるとライガは先行していたルーテシアに追いつく。

ルーテシア「ライガ・・・」

ライガ「始まりましたか・・・」

ライガがルーテシアのもとに着くと同時に地上本部への襲撃が始まった。

本部地下ではスバル達がウェンディ、ノーヴェと。本部上空ではリインとユニゾンしたシグナムがゼストとそれぞれ戦闘を行っている。

ウーノ『お二人は未確認のレリック。聖王の器の保管されている機動六課へと向かってその二つを確保して来て」

ライガ「了解しました」

ルーテシア「わかった」






そのころ機動六課では・・・

晃翔「ちっ!!はじめやがったか!!」

アラートが鳴り響く中を晃翔とザフィーラは管制室へと向かって走っている。

晃翔「おい!状況はどうなってんだ!!」

グリフィス「高エネルギー反応二体とガジェットドローンが同時にこちらに向かってきてます」

晃翔「げえっ!!こっちにも来やがったのかよ・・・しかも二体・・・ザフィーラ!!」

ザフィーラ「うむ」

晃翔「グリフィス!!お前はヴィヴィオを安全な所に連れて行ってくれ!!」

グリフィス「はい!!」

晃翔「行くぞ!!」

ザフィーラ「おう!!!」

そう言うと二人は管制室を飛び出し外へと向かった。







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あきゅろす。
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