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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜白銀の翼〜
第六話

スバルはウイングロードを展開し空中を動き回る。その動きでガジェットの注意をスバル本人に引きつける。それを確認したティアナはカードリッジを装填すると足下に魔方陣を展開させる。

ティアナ(証明するんだ・・・特別な才能や、すごい魔力が無くたって・・・一流の隊長達のいる部隊でだって、どんな危険な戦いの中でだって!!)

朱色の魔力球がティアナの体を取り巻くように現れる。カードリッジ四発分の影響でかなり魔力が増幅しているティアナにシャーリーから通信が入る

シャーリー『ちょっと、すごい魔力よ!?大丈夫!?」

ティアナ「大丈夫です!!」

シャーリーの心配する声に一言だけ返すと両手のクロスミラージュを構える。それを確認したスバルはティアナの攻撃範囲外まで距離をとると

ティアナ「クロスファイアー・・・シュート!!」


巨大に膨れ上がった弾丸が周りのガジェット目掛けて発射される。近くにいたガジェットはAMFを展開する間もなくその弾丸によって粉砕されていく。

ティアナは次々に弾丸を撃ち続けていきガジェットを撃墜していく。しかし遠くにいたガジェットはそれに反応し背後に迫った弾丸を避ける。行き場を失った弾丸は空中を彷徨う、しかしその先にはスバルが走っている。

スバル「!?」

背後から迫ってくる轟音に振り向くとそこにはオレンジ色に染まった一発の弾丸が

スバル「ああっ!?」

いきなりのことで体がついて行かずシールドを張る暇さえない。直撃かと思い目を瞑るスバル。しかし・・・いつまでたっても弾丸が体に当たる気配はない。恐る恐る目を開くとそこには

スバル「・・・あ」

蒼色のバリアジャケットに紅蓮の赤に染まる騎士甲冑をきた二人。晃翔とヴィータである

スバル「ヴィータ副隊長!晃翔さん!!」

急に現れた二人に驚愕の声を上げるスバル、しかしヴィータはそんなものお構いなしにティアナに向かって叫ぶ。

ヴィータ「この馬鹿!見方攻撃してどうすんだ!!」

ティアナ「ぁ・・・ぁぁ・・・」

信じられないといった表情をしているティアナ、そこにすかさずスバルがフォローを入れる

スバル「あの・・・ヴィータ副隊長!今のは・・・その・・・コンビネーションの内で・・・」

ヴィータ「ふざけろタコ!!直撃コースだよ今のは!!!」

スバルの声を遮るように声を張り上げる、スバルは晃翔に助けを求めようと彼の方を見るが晃翔は鋭い目つきでスバルを睨みつける

スバル「晃翔さん・・・?」

晃翔「今のは・・・俺には何も言えないな・・・」

スバル「そんな・・・」

晃翔「こんなんじゃ・・・なのはの何のためにお前ら教導してるのか分かったもんじゃないな・・・」

ティアナ「っ!!」

冷たく言い放った晃翔にティアナは怒りの表情を見せるが晃翔の威圧感の前に何も言えない

スバル「でも、晃翔さん・・・」

ヴィータ「ああ!!もういい後はアタシ等でやる!!二人まとめてすっこんでろ!!」

そう言うとヴィータはガジェットに向かっていく。晃翔はスバルとティアナに視線を向けた後無言でヴィータの後を追って行った




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