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意のままに!





そもそもなんでこんな事になったかって言うと、昨日の体育中に俺のネクタイが紛失していた事から始まる。
その日のうちに買っておけばいいのに、生憎持ち合わせがたらず、明日でいいか。と、考えたのか、間違いだった。
今朝、ノーネクタイで登校した所、抜き打ちの服装検査を実施していたのだ。
比較的、校則が緩いうちの学校は、取りあえず制服を着ているかを調べる抜き打ち検査を行うのだ。
ネクタイは着用しているか、校則違反の柄Tシャツを着ていないか等の。
今日に限って風紀委員長様が校門に自ら立って検査をしている。
俺は思わず回れ右をした。
だって、罰則が面倒なのだ。
生徒会、風紀委員会の雑用を一週間。
昼休みも放課後も拘束されてしまう。
裏門へ向かおうと一歩踏み出した時だった。



ポンポン、



肩に、軽い衝撃二回。
背後から漂ってくる冷気はきっと気のせいだ。と、勇気を振り絞って振り返った俺を待ち受けていたのは、満面の笑みを浮かべた風紀委員長様だった。
女子からは歓声が上がったのに、笑いかけられた俺は白目を剥きかけてる。




この人、なんかこえー…。





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あきゅろす。
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