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今日もチロちゃんは恋をする。
最終問題は?
「じゃあ、」
「チロちゃん、もう、いい?」
呼ばれて、胸が痛いくらい高鳴った。
「そっち向いていい?」
もう、暗くて見えないから。
そう言われて、すっかり教室が暗くなってるのに気付いた。
「チロちゃん」
カタリ、と椅子が床を鳴らす。
彼奴が立ち上がって、此方を向く。
浮き上がった白い眼球に、泣きそうになった。
嗚呼、こっちを見てる。
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