ラブラブには程遠い。
後悔先に立たず
そもそも、同棲なんかに踏み切るんじゃなかった。
最初は隣にでも、近くにでも部屋を借りればいいや。
て、思ってた。
冗談で、
一緒に住む?
て、聞いたら、
チロちゃん、悩んだ後、いいよって、
本当は、嫌だったんじゃないか。
なんて、何度も考えて、でも、嬉しくて、
嗚呼、
僕も馬鹿だなぁ。
別々に部屋を借りてれば、少なくとも寝起きに衝撃的な浮気目撃!
なんて、事にはならなかった。
気付かずにいれたかもしれない。
ぐじぐじ、考えてたら、かすかな物音と、喋る声が聞こえてきて、耳をふさいだ。
もしかしたら、早く帰ってくるかも知れないから、
『サークルで飲み会に出て来る。なんか、誕生日祝ってくれるらしいから。』
先寝てな。
て、言われたのにケーキなんてなんて、作るんじゃなかった。
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