S.A.K.U.R.A.
背番号4
今日は新一年生を迎えるため準備を始める。
野球部には18名入部員が来た。
私達マネージャーは寮や施設の案内をし解散した。
新しい部員が入り賑やかになった部は
甲子園に向け夏のレギュラー争いが始まった。
そしてレギュラーが決まった。
亮介くんは背番号4番を受け取り
ポジションはセカンドとなった。
『亮介くんレギュラー入りおめでとう!』
「名前ありがとう。」
『甲子園行けるようにいっぱい応援するね!』
ニコリと笑う亮介くんにタオルを渡す。
彼はありがとうと言うとそれで汗を拭く。
その姿は頼もしくて私の仕事も頑張れる。
「じゃあ、行ってくる」
『うん、行ってらっしゃい!』
休憩が終わり小走りで自分のポジションに着く。
遠くからでもわかる彼をじっと見つめていると
亮介くんが私に気付き手を振る。
私も手を振り返した。
それだけで凄くドキドキし彼への思いが増す。
今日の練習が終わり
亮介くんは私を家まで送ってくれる。
歩いて30分ぐらいの距離で何だかあっとゆう間にだった。
『いつもありがとう。』
「そんなことないよ、じゃあまた」
寮へ帰る彼に手を振る。
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