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S.A.K.U.R.A.
一家団欒



「今日は亮ちゃんの好きなすき焼きよ!」

お母さんはニッコリと笑いながら
鍋をテーブルへと運ぶ。
お肉と野菜がたっぷり入っており美味しそうな香りがする。
私達3人は先にご飯を頂いた。

『凄く美味しいです!』

「あら、ありがとう。沢山あるからいっぱい食べてね?」

私達はもぐもぐと箸を進めた。
小湊くんはおかわりを3杯し
お母さんと春市くんは驚いていた。
お父さんは体を動かすからすぐに消費するんだと二人に言っていた。

「名前ちゃんは野球部のマネージャーをやっているんだっけ?」

『はい!道具管理や部員の健康チェックに夜食の準備などをやっています!』

「あら、何だか大変そうね?」

『初めは分からないことだらけでしたが、今では凄く充実して楽しいです!』

お母さんは大変な事も楽しみながらやると苦にならないのねと優しい声色で言った。
それから学校の話で盛り上がり楽しい夕食が終わった。


食器を下げ終わると私はお皿洗いを始めた。
お母さんはやらなくていいわよと言ってくれたが
泊まらせていただくのでやらせてくださいと頭を下げた。
少し困ったように笑いながら
じゃあお願いしますねと言って笑った。

食器を洗い終えると
お風呂に入っておいでと言われたので
先に入らせて貰うことにした。
2階に着替えを取りに行くと
小湊くんは既に済ませたようで髪が少し濡れていた。

「お疲れ様。」

『いえいえ!泊まらせていただくのでこれくらいなんでもないよ!』

「別にいいのに」

彼は優しい顔でニコリと笑う
それじゃあお風呂借りますと言って彼女は浴室へと向かった。
それから30分ぐらい経ち部屋へ戻ってきた。





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